1953-07-27 第16回国会 参議院 労働委員会 第20号
あの当時の新聞を御覧になつてもわかるように、日経連の前田さんの声明を見られてもわかるように、日経連が動員して非組合員の電気技術者を、発電所、変電所に送ることによつてその被害、発電所におけるストライキの影響の実効を殆んど阻害しよう、実効ないものにしようということさえ計画され実施されていたはずです。
あの当時の新聞を御覧になつてもわかるように、日経連の前田さんの声明を見られてもわかるように、日経連が動員して非組合員の電気技術者を、発電所、変電所に送ることによつてその被害、発電所におけるストライキの影響の実効を殆んど阻害しよう、実効ないものにしようということさえ計画され実施されていたはずです。
今例えばキヤンスリーン、アイオン、キテイの三つの台風についていろいろ調べてみますと、被害発電所の地点数と最大出力の比較というようなことを今調べてみますと、キヤスリーン台風のときは被害発電所が八十ございまして、被害を受けました発電所の出力を合計してみますと約百十万九千キロワツトだけ発電所の被害を受けております。
被害発電所は総数百二十箇所、設備出力で六十七万キロワットに及び、九月二十四日現在停止または出力低下のために減退している発電力は、設備出力で二十六万キロワットであります。
風水害の被害発電所の復旧の模様でございますが、本年の八月及び九月の風水害によりまして、発電所としまして被害を受けたものは二百八箇所、その出力は最大で九十五万三千七百七十二キロワツトになつております。併しその中におきましては直ちに出力を回復したものがございまするので、やや長く停電の止むなきに至りましたものは六十三箇所、その出力が二十四万八千二百八十三キロワットに達したのであります。